たまにはマジモード(ただし長くは続かない)

今日(正確には昨日)、宝島社の編集長さんとお酒を飲む。
出版業界は7年連続で売り上げが落ちています。
なぜかという話になったとき、編集長さんが
「(原因は)インターネットの普及とかブック・オフとかいわれているけれど、一番大きな原因は(読者が)読みたい本を作ってないからでしょう」という。
禿同!
何でそうなったかというと、これは私見ですが、編集者の力がなくなっているからだろうな、と。
今の会社も今までいた会社もそうですが、編集の人間が表に出かけないんですね。人に会わないんです。何をしているかというと、一日中机に張り付いて原稿の校正とかしかやらないんです。
私はベストセラーを作ったことはありませんが、それでもしょっちゅう表に出ては人と会って話をするんです。その話の中からヒントが見つかることが多いから。
私はプロレス観戦とか掲示板とかMLとかこの日記を通して、いろいろな人とお知り合いになれました。<(_ _)>
別に仕事に関係なくてもかまわないんです。ばか話をするだけでもOKです。出版業界だけでなく、いろいろな業界の人と、いろいろな年齢の人と会って話をすることが、私の「編集者」としての財産になっているんです。
いみじくも宝島の編集長さんがいいました。
「編集者は遊び心がないとダメ」
私なんかまだまだですが、それでも他の人よりはずっと「遊び心」がある、と思っています。
本を作るという作業が楽しくなければお客には買ってもらえません。
今私の周りにいる人は、すごくつらそうに仕事をしています。
これじゃぁ、本は売れません。
いわゆる「ガチ」派が増えてきたのもわかる気がします。
みんな、もっと「遊び心」を持とうよ
というわけで、これからも私と遊んでくださいまし。