とりあえず平均点評価でした

士長(片平なぎさ)が車内で脳内出血で左半身がマヒ状態になり、気道に物が詰まったため呼吸が止まる。
あおい(石原さとみ)は高城(柳葉敏郎)の指示を仰ぐが、送管をすることを決断。それは、かつてあおいが本院を追われることになった事件の時と同じ状況であった。
高城は副院長(西村雅彦)の制止を振り切ってあおいにOKを出す。
このことは問題となり、倫理委員会が開かれる。その席で高城は、あおいには責任はなくすべて自分の責任であるといって病院を去る覚悟を決める。
副院長はこれを機会に士長が進めようとしていたホスピス建設をボツにして、高級患者専用の人間ドック建設を進めようとする。
あおいをやめさせないために仲間(杉田かおる八嶋智人小山慶一郎など)が嘆願書を作って副院長に渡し、
「彼女を辞めさせるなら自分たちも止める」というが、
「貴様らの替わりなどいくらでもいる」と一蹴され、彼らも病院をやめる決心をする。
そんな時、特別室の患者の容体が急変し、当直の副院長だけではどうしようもならない事態に。
主任(高橋ひとみ)から連絡を受けた小峰(杉田かおる)とあおいは病院へ向かう。病院に行こうとするあおいにバイト君(小山慶一郎)は、「何で副院長の患者のために行くことがある」というが、あおいは
「誰の患者かなんてことは関係がない。これが私たちの仕事だ」という。
その言葉を聞いた他の仲間も病院に駆けつけ、彼らの好連携もあって患者は助かる。
そんな出来事に、自分の母親の死も重なって、副院長の中で何かが変わる(藁
倫理委員会の最低の出る日、高城には1ヶ月の謹慎、あおいには解雇が通達されるが、高城は「あおいのしたことがいけないというのなら、私も辞める。規則は大切かもしれないが、もっと大切なことは自分の親に教わったことを守ることだ。あおいはそれを守ったにすぎない」といって辞表を提出する。
その時、副院長が、「今回の件は、私が黙認したことに責任がある。彼らはこの病院に必要な人材だ。代わりに私が責任をとる」といって病院をやめることになる。
そして、後は大団円という訳ですが。
結局こういう終わり方ですか(ため息)。
まぁ、原作(マンガではありますが)があるからしょうがないことではありますが、ちょっとねぇ。
石原さとみにはピッタリに役どころでしたし、彼女のドラマではありますから、
別に悪くもないんですが。
どうして最後に急にいい人になって終わっちゃうかなぁ。
白い巨塔」の財前教授と今回の副院長って、設定的には似ているんですよね。
非主流学閥とか、貧しくて苦労しているとか。
だから権力を、と言う気持ちになる訳ですが、財前先生の場合、最後まで自分を貫いたのに対して、
今回の副院長っていい人になっちゃう理由付けが弱すぎ。
母親の死で改心するなら、ただのマザコンじゃん(藁
そこへ行くプロセスが弱いから、説得力がないんですよね。
それと前にも書きましたが、看護士という立場での苦悩などをもっと取り込んでほしかったし。
比べてしまうのはどうかとは思いますが、でもやっぱり「ER」なんかと比べると、
日本の医療ドラマってチャチに思えて。
とりあえず、石原さとみファンには満足でしたでしょうが、ドラマとしては可もなく不可もなくで5点(10点満点)。