あきまへん(by 中村玉緒)
どうしても原作(マンガ)を読んでいるだけに、自分の頭の中にあるイメージと違うと、
それだけで評価を下げてしまう悪い癖があるのですが、
このドラマの場合、それだけでもないんですね。
まず(私的)イメージでいくと、
- ◎(ピッタシ嵌まっている):木原(池田鉄洋)
- ○(まあまあ):伊集院(小池徹平)
- ○:加藤(稲森いずみ)
- 野心家の助教授と言う感じは出ています。
- ○:荒瀬(阿部サダヲ)
- 何となくですが、少しずつ微妙に違う気が
- △(可もなく不可もなく):鬼頭(夏木マリ)
- マンガでは男なんですが、まあこれはこれでいいのかなと
- △:霧島(北村一輝)
- まだ「聖也さん」が残っていてwちょっと違うぞ、と。
- ×(違うだろ):野口教授(岸部一徳)
- マンガでは小男なんですね、この人。自分より背が高くてスタイルのいい加藤に対する嫉妬と劣等感、それを教授としての立場を使って従えることで優越感に浸る、と言ういやらしさがないと。岸辺自体の演技は秀逸ですが。
- ×:藤吉(佐々木蔵之介)
- これもマンガではけっこうマッチョな方なのと、「正義派」としての質が違う気が。
- ×:ミキ(水川あさみ)
でも最大のミスキャストは
主役の坂口憲二w
朝田龍太郎の役というのは、もっとニヒルでクールでないといけないんですが、
坂口の場合は「甘さ」が目立ってしまって、それだけで多少興ざめ。
じゃぁ、誰がいいんだと言われると、私は阿部寛がいいんじゃないかな。と思っています。
ここまではあくまでも個人的感覚の問題なんですが、
それ以上に問題なのはセリフがダメダメなこと。
まぁ、バチスタ手術という医学の話なので、
一般視聴者にもわからせるようにとのことなのでしょうが、
セリフがすべて説明調(藁
手術を見ている医者(稲森いずみ)と看護士(水川あさみ)の会話が
一般人にする説明みたいになっているためにリアリティも何もなし(爆)
まあこういうこと書くと、外国かぶれと言われそうですが、
「ER」なんかと比べてしまうと、臨場感やらスピード感が雲泥の差があって、
ものすごくチャチに見えてしまうんですね。
どうしようかな、来週から「弁護士のくず」に替えようかな?