ふ〜〜〜ん

先週の最後で行方がわからなくなった娘のみすず(北村一葉)は、小早川(唐沢寿明)と妙子(片瀬那奈)の3人で行った遊園地に一人で行っていた。そんな娘の姿を見て考える小早川だが、離婚の意志は変わらない。
小早川はカナと会っている時に、みすずから電話が。
妙子が倒れたので、家に戻ってきてほしいと頼むみすずに
「ゴメンね、パパはもうそこには帰れないんだよ」と答える小早川。
そんな光景を見ていたカナはある決心を固める。
離婚調停の前日、カナは仁志(藤木直人)に電話をして、「話があるので会いたい」という。
(たぶん、仁志と会った)後にカナは小早川に電話して、かつて小早川の前から姿を消した動物園に呼び出す。
「明日は妻とちゃんと話をして、けじめをつけます」という小早川に対し、別れを告げるカナ。
「私は幸せを、小早川さんに与えてもらおうと思っていました。でも、幸せは与えられるものではなく、自分でつかむものなんです」
そして、勤めている盆栽屋がイタリアに出店するので、そこに行くという。
「僕はカナさんに救われた。でも、僕はカナさんに何をしてあげられたのか?」という小早川の問いに
「生きていく勇気をくれました」と答え、去っていくカナ。
千夏(桜井千寿)に呼び出された竹林(谷原章介)は、おなかの子供(=沼津(大泉洋)の子供)を中絶手術の同意書にサインをしてほしいと頼む。沼津のことは好きだが、父親から沼津には相手を決めてあるので別れてほしいと言われ、自ら身を引く決意をしていた千夏。
「わかった」と答える竹林。だが、翌日、千夏の前に現れたのは沼津。
「僕はそんなに頼りないか」といって、同意書を破く沼津。
小早川は美村教授(古谷一行)から小児外科設立の許可をもらう。そんな美村は、研究費の不正流用の罪で警察に連行される。
離婚調停の日、仁志は当事者同士を立ち会わせることを主張して、小早川と妙子が出席して調停が始まる。
それまでは、自分からは何も言わなかった小早川が、初めて自分の気持ちを伝える。
「結婚した頃は、妙子は僕の話を聞いてくれた。この娘なら僕のことをわかってくれると思った。でも、最近は自分のことばかりをしゃべって、僕のいうことなど何も聞いてくれない」
さらに、妙子の浮気の事実も明らかになり、流れは離婚容認の方向に。
「離婚に同意されますか」と聞かれた妙子は、その場で倒れてしまう。
病院で目を覚ました妙子に添田婦長(市毛良枝)が、妙子も自立しなければいけないという。
見舞いにきた小早川が「僕は今まで、傷つくのを恐れて黙っていた。申し訳なかった」と謝ると、
妙子も「私も伸木に頼りすぎていた」と言い、離婚に同意する。
オイオイ、急に物分かりよすぎるぞ、妙子(藁
仁志に「僕に妙子ときちんと話をさせるために、同席を主張してくれたんだな」という小早川に
「そうするようにと僕に頼んだのはカナさんだ」と伝える仁志。
それから1年後、沼津は千夏と結婚。竹林は美容クリニックを開業することに。
出所した美村を迎える添田
引っ越しをする妙子のと手伝いに来る仁志。
「仁志さんとだったらうまくいったかも」という妙子に対し、
「冗談でしょ」という仁志。
さすがにそこまでバカじゃなかったか、藤木直人(藁
小早川と妙子が仲良く食事をして、カナはイタリアの店で働いている場面で終了。
最後に、カナの店に小早川が行くかと思ったが、さすがにそれはなし。
ま、いかにも柴門ふみらしい終わり方ではありますが。
たぶん、小早川とカナがうまくいってしまうと、台無しだったでしょうね。
そういう意味では、余韻を残す期待を裏切らない終わり方でした。
ストーリー自体はイライラする話ですが、けっこうおもしろかったので7点。