そいつは言っちゃぁいかんでしょ、聖也さん

店のロッカーから覚せい剤が発見され「ロミオ」は営業停止となる。だが、これは二階堂フジ子(杉本彩)がマネージャー・佐々木(矢島健一)に仕組ませた罠であった。
蓮(須賀貴匡)や大河(青木伸輔)は、「もう聖也さん(北村一輝)にはついていけません」といって店を去っていく。修(要潤)も店を去る。
フジ子の罠であることに気づいた聖也と遼介(松岡昌宏)だが、証拠がないため何もできない。
これからどうするのかを聞かれ、「輝きを失ったロミオには興味はない」という聖也。
え〜〜、そんなこといっちゃうの?
「俺がいる限り、ロミオが輝きを失うことはない」と言ってくれなきゃ、聖也さんじゃなぁ〜〜い(藁
フジ子は、新たなホストクラブを開店(店の名は「ゴージャス」(爆))、佐々木がオーナーになる。
「日本中からいい男をスカウトして、女に金を落とさせる」らしいですよ、「ゴージャス」(藁
閉店状態のロミオに現れた聖也と遼介。そこにオーナー・矢島(内藤剛志)があらわれ、自分の理想とするホストクラブを作るために二人を競わせてしまったことをわびる。
「このまま何もしないのか、遼介。今回だけ力を貸せ」と言う聖也。
「聖也さんにそういってもらえて嬉しいです」と答える遼介。
本当なら、お前からいうべきだろ、遼介(藁
離れていった仲間たちを再び集める聖也と遼介。
蓮に「聖也派をもう一度動かせるか。これを頼めるのはお前しかいない」という聖也さん。
う〜〜ん、人を動かすツボを心得ています(藁
遼介を差した後、姿を消していた光(忍成修吾)も戻ってくる。
姿を消したことをわびる光に
「俺の前から勝手に姿を消すんじゃない」とだけ言って後は何も言わない聖也さん、すてき(藁
そして、「ロミオ」の反撃が始まる。
「ロミオ」の再開の日、フジ子を店に招待する矢島と遼介。誰もいない店内を見て、勝ち誇るフジ子。
だが、そこに次から次へとお客が現れる。その中には、「ゴージャス」に言っていた客も。
「ホストクラブは単なる商売ではないんだ」という矢島。
「こんなもので買ったと思わないでね。二階堂グループをなめるんじゃないわよ」と捨てぜりふをはくフジ子。
そこに歌舞伎町四天王(保坂尚輝金子昇、岡田浩暉)があらわれ、
「アンタ(=フジ子)が敵に回したのは、ロミオだけじゃない。歌舞伎町のホストクラブをすべて敵に回したんだ」
怖ぁ〜〜((( ∩ )) プルプルプル)
さらに常連客(中島史恵)とともに聖也も登場(そういえば、先週彼女の自宅にバラの花束を届けるなど、きちんとフォローはしていました、さすが聖也さんw)、中島から「今日は聖也を指名しないの、フジ子さん」とさげすまれ、聖也には「たかがホストなどとは言わせない」とすごまれ、フジ子ちゃん、退散(藁
その夜、オーナーから店の権利書を渡される聖也だが、オーナーに返してしまう。
翌日、聖也は遼介にロミオを辞めることを告げる。
そして遼介はロミオのNo.1となり、聖也は光とともに大阪のホストクラブに移り、そこからはい上がって再び歌舞伎町に戻る道を選択する。で、チャンチャンなんですが、
最後に聖也と遼介が話をする場面で、聖也が言っちゃうんですよ、「ありがとう」と。
それはないだろ《゜Д゜》ゴラァァァァァァァァァァァァァア!!!!!
まぁ、確かに矢島が理想としていたのは遼介+聖也だし、でもあのセリフは言ってはお終い。
あの瞬間に、これまで気づきあげてきた聖也像がすべて崩れ落ちて、陳腐な役になってしまったじゃないですか。
聖也が遼介を認めることはいいんです。でも、それを口に出してはダメ。
聖也が遼介を認めていることは、言外で匂わせていればいいんです。具体的に言葉にしちゃダメなんです。
そこまで視聴者もバカじゃない。
「お前が俺のやり方を認めないように、俺もお前を認めない。だから俺は、俺のやり方が正しいことを証明するために、一度ロミオをでて、外で俺の流儀を極めてくる。その間、俺の色に染まったロミオをお前の色に変えてみろ。ロミオがお前の色になった時、俺はもう一度ロミオに現れて、その色を再度染め直してやる」
これぐらい言わなきゃ聖也さんじゃない(藁
逆に最後になって一番評価をあげたのが祭(香里奈)。
このドラマ、香里奈がでている理由がよくわからなかったんですが、
最後の最後に、それまで嫌っていたホストクラブに初めて行く時の、彼女の笑顔と輝き。
何とも言えず、美しかったんですね。
全11話の中の最後のこのワンシーンで最高に輝くために、今まで前面に出てこなかった訳か。
あぁ、なるほど、こういうヒロインの使い方もあるんだな、と。
これはすごく感心。
というわけで、聖也の「ありがとう」と最後の香里奈の表情で相殺されて、得点は7点。