２番目に評価の高いドラマです

柴門ふみのマンガのドラマ化です。
柴門ふみのマンガってメチャクチャドロドロした内容。あの絵のせいでだいぶ和らいでいるのですが。
このところマンガのドラマ化が多いですが、脚本家がいないのか、
それとも一つ当たったら、何尾かドジョウを追いかけているのか。
そういえば「喰いタン」のオープニングの東山紀之が踊るシーンは
絶対に「女王の教室」のエンディングのパクリでしょうｗ
まぁ、視聴率は悪くないようなので、一応は成功なんでしょうが。
主役は唐沢寿明。「白い巨塔」に続く医者役ですが、今回は財前先生のような役ではなく、
どちらかといえば里見先生に近い役。
問題をすべて自分の中で抱えてしまう、ともすれば優柔不断な「いい人」役を好演しています。
唐沢寿明は一見、ナルシスト演技に見えますが、実は結構冷静に自分の演技を見ている気がします。
作田かな役の紺野まひる。ＮＨＫの朝ドラ「てるてる家族」の春子姉ちゃんの時から
お気に入りの女優さんですが、今回はおいしい役どころで、上手に演じています。
これを機会にブレイクするかな？
唐沢の同僚の女たらしの医者役を谷原章介がやっていますが、これもピッタリ。
このところバラエティでも活躍していますが（先日も「空飛ぶグータン」で台所で料理している女性のお尻を見るのが好きｗなどといっていましたし）、主役は難しいでしょうが、脇を固める貴重な役者になりそう。
マンガではすぐにフェイドアウトする研修医・沼津役は「北海道のみのスーパースター」大泉洋。
唐沢の上司の教授・美村役の古谷一行は、マンガよりもいやらしさを前面に出していますが、
これが結構良い味を出しています。
「失楽園」以降、こういう役がぴったりの俳優になりました（藁
その古谷の愛人（？）の婦長役が市毛良枝。
かつては「お嫁さんにした女優No.１」だったのに(^.^;)
アップになった顔を見ると「年とったなぁ」（人のことはいえないが）
途中からフェイドアウトしましたが、谷原や唐沢を誘惑する女医役が高橋かおり。
「私が狙った男で落ちなかった人はいないのよ」
この小悪魔の魅力に三田村邦彦は引っ掛かった訳ですね（藁
そして唐沢の友人で、作田かなに片思いの弁護士・仁志役が藤木直人。
数年前なら彼が振られる役にはならなかったでしょうが。
他にも角野卓造とか勝村政信とか芸達者で固めていますし、
唐沢の娘役の北村一葉のけなげな演技にクゥ〜〜〜〜〜〜！（藁
結構私の評価の高いドラマですが、
何と言っても一番の収穫は唐沢の奥さん・妙子役の片瀬那奈であります。